
(出典:Youtube)
1. 実は縁結びのパワースポット?!の定義山
仙台の山の中には、ご当地グルメの『定義とうふ店の三角あぶらあげ』で有名な「定義山(じょうぎさん)」があります。定義山は、グルメのみならず、縁結びのパワースポットとして密かに人気を博しています。
定義山は、地元では定義山とか、定義如来と呼ばれていますが、正式名称は「極楽山 西方寺」です。定義山は、この地に落ち延びてきた平家の従臣の末裔の早坂源兵衛が出家して、1706年に開山しました。
境内には、屋根のかかった大きな木の幹が祀られているところがあり、ここは、平家の血筋で幼い命を断たれた安徳天皇の遺品を、この地まで落ち延びた平貞能が塚に埋め、冥福を祈ったという「天皇塚」です。
「天皇塚」に祀られている御神木の「連理の欅(けやき)」は、縁結びのパワースポットになっています。「連理の欅(けやき)」は、「天皇塚」の上に2本の欅が植えられ、成長するにつれて1本の木のように結ばれたことから、「縁結び」のご神木として拝まれるようになりました。 今では根だけとなりましたが、その隣には「子供の木」「孫の木」も伸び、「子授け」を願う人々の信仰も集める場所となりました。
2. 参道グルメの一番人気は定義とうふ店の『三角定義あぶらあげ』
定義山は山深いところにありますが、参道には、食べ歩きに便利な食べ物を売っているお店があります。中でも有名なのが定義とうふ店の『三角定義あぶらあげ』です。
定義とうふ店は、定義山(極楽山 西方寺)の精進料理用の豆腐をつくるために、1890年に創業し、135年を超える老舗です。123年になります。大豆と、天然にがりを使用して、あぶらあげや昔ながらの手作り豆腐を作っているお店です。
定義とうふ店の『三角定義あぶらあげ』は、創業当初から、油揚げ用のとうふを三角形にし、一枚一枚手揚げをしているそうです。『三角定義あぶらあげ』用のとうふは、厳重な温度管理の下、重しをのせてゆっくりと脱水して、余分な水分を抜きます。そして、低温の油と高温の油で二度揚げして完成です。店内では、『三角定義あぶらあげ』を揚げている作業の様子を見る事が出来ます。
このこだわりの製法がによって、大豆の味がしっかりとしていて、表面はカリッとして中身はふっくらとした美味しいあぶらあげとなります。この揚げたての『三角定義あぶらあげ』に醤油と七味唐辛子をかけてその場で食べると、やみつきになります。シンプルながら、どこか懐かしい味わいがに癒されます。
3. 『三角定義あぶらあげ』とセットで味わいたい『やきめし』
定義山で、『三角定義あぶらあげ』以外に忘れてはならないグルメが『やきめし』です。『やきめし』と聞くと、私もチャーハンを連想しましたが、上の写真の焼きおにぎりが「やきめし」です。
『やきめし』は、味噌味の焼きおにぎりで、コンビニのおにぎり2個分以上のボリュームがあり、たっぷりのご飯を使ってきゅうぎゅう握ってることが分かるくらいに、受け取った時にずっしりと重量感を感じます。
『やきめし』の中は、こんな感じです。
『やきめし』の中には、具が入っているわけではなく、白いごはんです。白いごはんと言っても、ただのごはんではありません。ササニシキの本場の美味しいお米です。コクがあり、少し焦げた外側の味噌と、甘みと旨みを感じるササニシキとのマリアージュがたまりません。しかも300円位のお手頃価格が嬉しいです。
4. 基本情報
店舗概要
住所:宮城県仙台市青葉区大倉字下道1-2
電話番号:022-393-2035
営業時間:8:00~16:00
定休日:不定休
駐車場:なし(店舗裏市営駐車場 100台)