
出典:Youtube
目次
1. 奥州三名湯 鳴子温泉の魅力

鳴子温泉は宮城県の最北端にあり、鳴子温泉郷(鳴子・東鳴子・川渡・中山平・鬼首)の5つの温泉地の中の一つです。「鳴子」の名前の由来は、一説によると、火山の爆発の音がかなりの轟音だったので、村人たちが「鳴郷の湯」と呼んだことから「鳴子温泉」になったといわれています。
奥州三名湯の一つとして名高い鳴子温泉の最大の特徴は、その泉質の多様さにあります。温泉の種類は全国でも珍しい10種類中7種類の泉質が揃っており、異なる効能を楽しむことができます。鳴子温泉の種類の泉質は、単純温泉・炭酸水素塩泉・塩化物泉・硫酸塩泉・含鉄泉・硫黄泉・酸性泉の7種類です。
特に、肌に優しい成分を多く含む炭酸水素塩泉のアルカリ性の湯は、しっとりとした肌触りを楽しめ、美肌効果があると言われています。
また、源泉かけ流しの温泉が多いことも鳴子温泉の魅力の一つです。源泉かけ流しの温泉は、温泉を循環させずに新しい源泉のお湯を常に流し続けるので、新鮮なお湯を楽しむことができ、温泉の持つ自然の効能を最大限に享受できます。
江戸時代後期には木地師たちがろくろを使って作製した「鳴子こけし」をお土産や玩具として広めました。その木地技術と共に発展してきた漆工芸品の「鳴子漆器」も有名です。
2. 温泉街にある栗だんごの老舗 餅処 深瀬

週末には、仙台からの臨時快速が走るJR陸羽東線の鳴子温泉駅から徒歩2分で、鳴子温泉の温泉街には、老舗の菓子店の「餅処 深瀬」があります。明治時代に創業してから長い年月の間、地元の人々や観光客に愛され続けているこのお店の看板商品の「栗だんご」は、無添加にこだわり、発売当初から変わらないレシピで製造されていて、人気を博しています。
店内に入ると、意外にも洋菓子の冷蔵ケースが目に飛び込んできます。

その隣では、がっつりと和菓子が売っていて、栗だんごはこちらに堂々と鎮座しています。

栗だんごは看板商品なので、分かりやすいPOPでアピールしています。

「栗だんご」は、日持ちのしない商品で、本日中にお召し上が下さいと書かれていますが、渡されるとよくわかりますが、ホカホカなので、買ってからすぐに食べることをおススメします。
3. だんごの言葉から想像できない栗だんご??

『餅処 深瀬の栗だんご』は、普通のだんごではありません。「栗だんご」から、上の写真のイメージを想像できた方は、どれだけいるでしょうか?私は全く想像できず、串に刺さった3個のだんごに、栗の味の餡がかかっているだんごを想像しました。深瀬の栗だんごのインパクトは、かなり衝撃的でした。
今や鳴子名物の一つの『餅処 深瀬の栗だんご』は、だんごというよりは餅で、一粒の大きな栗の入ったふっくらとしたまん丸の餅に、ホカホカのみたらしの餡がたっぷりと浸かっています。
『餅処 深瀬の栗だんご』の魅力は、一口頬張ると、優しい味でホカホカのみたらし餡が口の中に広がり、やわらかい餅のようなだんごの中から大粒の栗の甘露煮が顔を出します。栗は、大ぶりの栗が使われていて、、栗の甘さとみたらし餡の優しい甘みが絶妙に絡み合っています。
『餅処 深瀬の栗だんご』は、創業者である深瀬吉丸氏が、日露戦争後にこの地に移り住み、鳴子の名物となる栗だんごを開発したことから、その歴史が始まりました。秋に実った栗に着目したのが、栗だんごの始まりでした。
紅葉の名所で有名な鳴子峡が近くにあるので、秋には鳴子峡の紅葉を見ながら、ホカホカの『餅処 深瀬の栗だんご』を食べて、秋を満喫したいものですね。
4. 基本情報
『餅処 深瀬』の基本情報を詳しくご紹介いたします。
場所は、東北自動車道 古川ICから車で約30分です。公共の交通機関を利用する場合の最寄り駅は、陸羽東線 鳴子温泉駅から150mで徒歩2分です。
場所は、東北自動車道 古川ICから車で約30分です。公共の交通機関を利用する場合の最寄り駅は、陸羽東線 鳴子温泉駅から150mで徒歩2分です。
店舗概要
住所:宮城県大崎市鳴子温泉字湯元24-2
電話:0229-83-2146
営業時間:8:00~18:00
定休日:元日・不定休
駐車場:なし