消費期限本日??SNS映えする最上川千本だんご‼
出典:Youtube

1. 最高記録1日8000本販売??消費期限当日の『最上川千本だんご』

 『最上川千本だんご』は、山形県の村山地域の大石田町にある、地元だけでなく観光客にも愛される、行列の絶えないおだんご屋です。『最上川千本だんご』の店のある大石田町は最上川の中流域にあり、夏は暑く、秋は実り豊かで、冬は雪深い地なので、特別な春を迎えます。 『最上川千本だんご』は、この四季豊かな地で収穫された、ご飯で食べておいしいお米をふかしてついて作ったお米で作られています。
 『最上川千本だんご』は、砂糖や酵素などの添加物を一切入れないで、お店のおばあちゃんがその日の気温などを考えながら、硬さを加減してついている昔ながらの製法です。 本物のだんごだからこそ、時間が経つとともに固くなり、翌日には一層固くなります。なので、消費期限(賞味期限ではありません)が当日なのです。
 『最上川千本だんご』の名前の由来は、この消費期限が名付け親と言っても過言ではなく、平成12年4月に、山形市の大沼デパートの大石田フェアで、「明日には、固くなるだんごはいかが!」という呼び声で販売したところ、最終日に一日1,000本完売したことから命名されました。
 『最上川千本だんご』は、昔ながらの本物の美味しいだんごであることはさることながら、見た目はSNS映えするだんごが多く、ボリュームがあるので、幅広い世代から人気を博しているので、行列の絶えないお店なのです。

2. もとはとうふ屋の副業が本業を凌ぐ?!

  
 『最上川千本だんご』は、実はとうふや屋の副業が原点で、現在の店主の父母が、結婚した1958年に「横丁豆腐店」を開業しました。
 豆腐を作る時には、大豆を煮る時に大量の蒸気が出るので、お盆、正月、お花見の時期になると、その蒸気を利用してお餅やだんごを作っていました。近隣の人たちが持ってくるだんご用のうるち米、お餅用のもち米を使ってお餅やだんごを作り、手間賃をもらうという副業でした。
 そのうち、「横丁豆腐店」では、花見の季節になると自家製のタレをつけて、だんごを販売するようになりました。その頃は地元の人にしか知られていなかったものの、「花よりだんご」で好評でした。1988年に店主は、実家を継ぐために、大石田に帰郷しました。
 1993年にはお店のすぐ近くに「あったまりランド深堀」という温浴施設ができて、併設の食事処で豆腐を使ってほしいと頼みに行った時に、手土産にだんごをを持って行ったところ、施設のスタッフから「まだオープンしたばかりで売店で売るもんないから、このだんごを売ったら?」と提案され、だんごを売り始めたそうです。豆腐は当時、35件ぐらいの小売店さんに毎日卸していて、1日3万円ぐらいの売り上げでしたが、だんごはあったまりランド1件だけで1万円ぐらい売れたので、本格的にだんごを作り始めたそうです。

3. SNS映えするだんごたち!オススメの味を紹介!

 
 『最上川千本だんご』は、SNS映えする美しい見た目と豊かな味わいで、地元の方はもとより、日本全国から訪れる観光客の心を鷲掴みにして、多くの人々を魅了しています。特に、季節に応じた特別なフレーバーが魅力で、多くの人々がその美しさをカメラに収めたくなってしまう仕上がりになっています。
 上の写真は、一昨年の5月末に訪問したときに、レジ横のあんこが入っているケースの前に展示されていた本物で、全部注文したくなりますが、ひとつひとつのボリュームがあるので、一人で食べるにはかなり厳しいです。
 私が一人で訪問したときには、下記の5種類のだんごを買いましたが、だんごを食べた後に、七兵衛そばへ行ってそばの食べ放題を食べて帰るといった無謀なプランは、音を立てて崩れていきました。

 

 訪問時に購入しただんごは、カリフォルニア産のクルミを使った「ナッツだんご」・地グルミを使った「くるみだんご」・庄内地方の門外不出の高級枝豆の「だだちゃ豆ずんだだんご」頼んだうえで、注文をとったお姉さんのイチオシの「ずんだだんご」と、一発で糖尿病が進行しそうな「抹茶いちご」の5本です。

 「ナッツだんご」は、くるみがトッピングされていて、細かく砕いたくるみが、くるみペーストに混ざって、だんごにかかっていて、口の中にくるみの味ががっつりと来ます。

 「くるみだんご」は、地グルミを細かくすりつぶしてなめらかなペースト状にしたくるみあんがかかっていて、さらりとして美味しくいただけます。

 土日限定発売の「だだちゃ豆ずんだだんご」は、冷凍のだだちゃ豆ですが、口に入れると、だだちゃ豆の風味がガツンときます。

 「ずんだだんご」は、冷凍していない枝豆なので、砕かれた枝豆の風味が、口いっぱいに広がります。

 「抹茶いちご」は、あんこで挟まれただんごに、抹茶あんを厚く乗せて、更にその上に、スライスしたいちごがトッピングされています。「抹茶いちご」を横から見るとこんな感じで、下のあんこの層と、抹茶あんの層がかなり厚くなっています。

  

 「抹茶いちご」を持ち上げようとしましたが、バランスが崩れる未来しか見えなかったので、断念しました。なんとか一人で5つ全部完食しましたが、昼食を食べることができませんでした。

4. 基本情報

『最上川千本だんご』の基本情報を詳しくご紹介いたします。
場所は、東北中央自動車道 大石田村山ICより車で5分です。
公共の交通機関を利用する場合の最寄り駅は、奥羽本線 大石田駅から1kmで徒歩13分です。

店舗概要

住所:〒999-4111 山形県北村山郡大石田町大字大石田乙76

電話:0237-35-2312

営業時間:9:00~16:30

定休日:なし

駐車場:普通車40台 大型観光バス2台

おすすめの記事